貴金属への投資が進んでいます。
投資というと「お金を増やすためにやること」というイメージを持たれる方も多いと思います。
ETFやつみたてなど金融商品としての購入は別として、金(ゴールド)や銀(シルバー)の現物を購入することは「お金を増やす」というよりも、「守る」といった防衛要素が強いように思います。
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ゴールド&シルバーを活用した資産保全戦略
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シルバーの買い方
シルバーの現物を買う場合、コインかバーの選択になると思います。
弾丸とか盃(さかずき)とか買う人はいないと思いますし、リングやネックレス、ピアスなどのシルバーアクセサリーはデザインの価値がかなり盛り込まれているので、資産を守るという意味では適していません。
やっぱり コインかバーが最適と思います。
シルバー コインとバー どっちがいいか
私がよく利用しているお店で、1oz(=約31.1g)のコインとバーの価格比較をしてみると、
2020年11月2日15:26(日本時間)の価格で、
- Canadian Silver Maple Leaf Coin 1oz は $29.83
- Generic Silver Bars 1oz は $27.65
なので、若干 シルバーバーの方が重さあたりで安く購入できます。
もっとも、コインもバーも様々な種類がありますのでこれが全てというわけではなく、都度見比べてみる必要はあります。
ただ、売却する時に影響するであろう観点を鑑みて、コインのほうがいいと思います。
ちなみに、同じようなコインでもかなり価格にばらつきがあります。
例えば人気のあるpandaとHarry Potter シリーズ は、
- 2019 Chinese Silver Panda Coin は $33.40
- 2020 1 oz Fiji Harry Potter Series Harry Potter Silver Coin は $114.57
パンダは30g (1ozは31.1g)、Harry Potter Series Harry Potter Silver Coin は、ギフトボックスとガイド冊子がついています。
製造元はどこか
買おうとしているコインやバーがどこで作られたものなのかを知っておくことは、とても重要です。
例えば日本には貴金属を鋳造している会社は有名どころで
- 田中貴金属
- 三菱マテリアル
- 徳力本店
などがあり、公式国際ブランド企業は上の3社以外に12社あります。
これら以外のところが鋳造したシルバーバーやコインは、品質の安定性や信頼性になんとなく劣る気がします。
自分が売る側に回った時に買い手が考えることを想像すると、やはり信頼できるところが鋳造したものがいいでしょう。
その点で、アメリカの造幣局が作っているアメリカンイーグルや、カナダの造幣局が作るメイプルリーフはかなり信頼できると思います。
ちなみに、日本ではシルバーのバーの現物は、かなり高いかもうすでに買えません。
純度は? .999と.9999の違いにこだわる
多くのシルバーバーやコインの多くは、銀の含有量が 「.999」と刻印されています。
つまり、重さにおける99.9%が銀ですよ ということです。
それに対して、カナダのメイプルリーフは「.9999」と刻印されています。
99.99%が銀ですよ という意味です。
ほんのわずかな違いですが、なんとなく99.99%のほうが純度が高いと感じますよね?
銀に意味があるのであってコインやバーそのものに大きな意味はありません。
なので、同じ1ozの中に銀の含有量が 99.9%と99.99%のどっちがいいですか?という選択になります。
細かい話、99.99%のほうが良いと思います。
結局 何を買うのが正解?
結局のところ、
- 製造元が信頼できる・・・政府系
- 純度が高い・・・メイプルリーフ
という観点から、カナダのメイプルリーフシルバーコインが一番いいと、私は考えています。
わたしは、こういう感じでできるだけ傷がついたりホコリが刻印の溝に入り込んだりしにくいように、一つ一つケースに入れて保管しています。
もちろん、コインに触れるときは白い手袋をして 。