所詮、考え方の一つであって単なる私自身の意見でしかありませんが、今、金(ゴールド)や銀(シルバー)を買うのは、資産を増やすための投資ではありません。
資産を守るため、「資産の保全」です。
これから価値が下がっていくであろうものから、変わらないか、または今後価値が上がっていくだろうものへ交換しておくということです。
仮に、一方の価値が変わらなくても一方が下がっていけば、 変わらない方も上がったのと同じことです。
今後、数年以内に米ドルが基軸通貨を外れ、ハイパーインフレになると予測する人も少なくありません。
また、現在は30〜40ドルで買えるシルバーコインが、300ドルになってもおかしくないという人も多数います。
予算に余裕がある人は、ゴールドとシルバーの「現物」を買っておくこと。
現物と言っても必ずしも「地金」「インゴット」である必要はなく、コインでもOK。
特に、シルバーコインは(今は)30〜40ドル程度で買えるので、資金の少ない人は特に良いと思います。
そして、鉱山株を買って、しばらく放置しておくこと
です。
ちなみにわたしは、
- アグニコ・イーグルマインズ(AEM)
- ファーストマジェスティックシルバー(AG)
- バリックゴールド(GOLD)
を持って、数年程度放置しようと思っています。
一般に、その金属の取引レートが3倍になるとき、金鉱株はその3倍、つまり9倍になると言われていますので、ちょっと期待しつつ保有し、適宜買い増ししていくつもりです。
経済対策、金融緩和を言い訳に裏付けのない通貨(紙幣)乱発で、通貨に対する信用が低下するなか、かつての金本位制に戻そうとする動きや通貨の切り下げが「既定路線」とも言われます。
金や銀へ資産価値を移動しておくことは、将来 きっと良い結果を得るのではないかと、私自身は信じています。
もちろん、短期的ではなく、長期的な展望に立ったある時期に劇的な変化があるのを、少し不安が混じった期待を持ちつつ長期目線で保有します。
いずれにしても、金や銀の値動きに一喜一憂することなく長期保有が大切です。
今、貴金属を購入することは、投資という意味合いよりは裏付けある物への価値移転、資産の保全です。
前にも少し書きましたが、ETFや投資信託でゴールドやシルバーを買っても、それは裏付けがありません。
そして完全な自己満足ですが、手元に本物の金や銀があると、その見た目以上の重みと輝きに目を奪われて心が満たされるような充実した気持ちになるので、幸せを感じます。